【本】『演劇入門』〜世界の見方は自由〜


こんにちは!三浦ありさです。



わたしはずっと演劇をやっていて、
だから、演劇をやるのも当たり前だけど、見るのも結構当たり前です。
でも、これってただわたしにとって当たり前というだけで、世の中を見てみれば舞台なんて見たことない人も多いわけです。



実際、わたしのお芝居を見に来てくれる友人でも、「初めて見た!」と言ってくれる人は多くて、それは本当に嬉しいことだけど、もっともっと演劇を見る人が増えたら良いのになあ・・・と、ついつい思ってしまいます。



それには様々な課題があると思うし、今って娯楽は溢れてるわけだから、じゃあそれ以上にわざわざ劇場などの劇空間に足を運ぶメリットって!?



などなど、色々思うことはあります。
が、
今日は特にそういうことを書きたいわけではなく笑
最近、平田オリザさん『演劇入門』を読んだので、それについてレビューなどを書いていきたいと思います。


演劇ってどんな感じだろう?と少しでも興味のある方はぜひ読んでいってください!

平田オリザって?


まずは、内容に行く前に、著者の平田オリザさんについて簡単にご紹介しますね。



平田オリザさんは、「青年団」という劇団の主宰であり、現代口語演劇理論を提唱された方です。
ん??漢字がいっぱい出てきてややこしいぞ、寝よう!って感じかもしれませんが、難しい意味ではないのでもう少し先までどうぞ笑



現代口語演劇とは、いわゆる「静かな演劇」と呼ばれているジャンルの演劇で、誤解を恐れずにざーーっくり言うと、いわゆる演劇って感じのオーバーなセリフ回しや表現ではなくて、もっと日常的な口語表現を使った演劇のことです。



イメージしてもらうのであれば、
あなたが普段友達や同僚と喋ったりとか、お母さんと喋ったりとか、その状態がそのまま舞台に乗っている感じです。



わざわざ、正面切ってセリフを言ったりもしないし、お尻を向けちゃいけないというルールもないです。



平田オリザさんはこの理論を1990年代から実践しているので、もう30年近く立っているけど、演劇を見たことがない人の演劇のイメージってやっぱり、「大きな声」とか、「激しい」みたいなイメージの方があるんじゃないかな?って気がしてます。



だからね、わたしとしては、今日はここだけでも押さえて帰っていただけたら感無量。笑



当然演劇も他の文化と同じように、時代とともにいろんな表現が生まれてるってことですね。



と、ここまで書きましたが、おそらく平田オリザさんが一番有名なのはももクロの主演映画『幕が上がる』の原作を担当されてると言うことですね。
後半、嗚咽を漏らしながら見ました、この映画。よければぜひ。

テーマは必要?


で、この本は、そんな平田オリザさんが、「演劇を通して世界を見るということを、できるだけ多くの人に考え、体験してもらうため」に書かれたものだそうです。



その中で、わたしが印象に残ったことを書きたいのですが、それが「テーマ」についてのこと。



演劇でも映画でも小説でもなんでもそうかと思うのですが、
「この作品のテーマは?」
ということをわたしたちは考えるんですよね。ほら、国語のテストなんかでもよく出てきそうな問題です笑



「伝えたい確固たる何か=テーマ」が先にあって、それがあるから作品を作るって当たり前のように考えそうですが、オリザさんはここで、「書きたいこと=テーマが先行することは、戯曲を書くという行為にとって、邪魔にさえなると私は考えている」と言ってるんですね。



テーマよりも、表現したいという欲求が先にあるのではないか?ということです。



で、ここで歴史を振り返ってみるんですが
近代以前というのは、宗教と芸術には明確な区別がない時代でした。
例えば、絵でも音楽でも、その作者自身の表現のためではなくて、宗教のためのものが多かったんですよね。



でも近代になって、それまでの反動から、作者自身のテーマを芸術を通して伝えていく、ことが主流になります。まさしくテーマが大切だったわけです。



その後、現代になって、例えばベルリンの壁の崩壊、ソ連消滅、そして、コンピュターの凄まじい発達などにより価値観はどんどん多様化・・・そうすると、1つのイデオロギーで問題を解決することは無意味になった、とこの本には書いてあります。つまり、もうテーマありきではないわけです。



しかも、映像がない時代なら、事件やニュースを伝えるメディアとしての役割を演劇も果たしていたけど、もはや映像・・・どころか、今はもうSNS以上に情報の伝達が早いものってないじゃないですか。
だから、メディアとかプロパガンダという意味でも、もう演劇は使えないわけです笑



だから、「伝えたいこと」のためじゃなくて、
自分というフィルターを通して見えている世界を、ありのままに記述する手段、というのが平田オリザさんにとっての演劇、だと。

わからないと面白いは両立する


で、これって、世界が広がる見方だなあって思ったんです。
私たちって本当に刺激に慣れていて、「わかりやすいもの」「派手なもの」にやっぱり目が行きます。



わたしも、エンタメも好きだし、何も考えなくても楽しませてくれるとか、何が言いたいのかハッキリしていて、スッキリできるとか、そういうのは心地良いです。



ただ、そうではない作品に出会った時に、「わからない」で済ませてしまいがちになってしまっているなあ、とも同時に思います。
「結局テーマってなんだろう?」みたいに結論づけるし。



でも、別にテーマが大切じゃないとしたら、
「わからなくても面白い」とか「わからないから面白い」とか「味わい方が見た人の数だけ違う」とか、「わからないからこそ考える」みたいなそういう豊かな視点が増えるし、わからないけどいい、みたいなこともあるわけです。



義務教育から、「テーマ」を求められてきたし、「要点」を掴まないといけなかったけど、でも芸術はそうではないんだよね、とこの本を読んで改めて思いますし、わたしは芸術のそういう懐が深いところが大好き。



だからぜひ、テーマとか考えないで、「ただ見る」ということもやってみてほしいなあと思います。そうやって、今まで見えなかったものが見えたら、世界は広がるし面白いじゃないですか。



もし機会があれば、読んでみてくださいね^^

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